
フランスの写真家ロベール・ドアノーの作品「パリ市庁舎前のキス」。
僕の最も好きな写真のひとつ。
中学生の頃ひと目惚れして以来、ポスターを飾っている。
なぜこの写真にそんなに惹かれるのかは自分でも分からないんだけれど。
「生涯で成功した写真はせいぜい300枚。1枚が1/100秒だとすると、50年でたったの3秒だなんて、すごいだろ」。
そんな言葉を残したドアノーの晩年、この写真は“奇跡の瞬間”を演出したものとしてモデルとの間に「肖像権料」をめぐって裁判になるんだけれども、僕にとってはこれが演出であったことなんてどうだっていい。
この写真の持つ魅力が、今日も僕をときめかせてくれている。
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